
家庭用NAS用HDDの選定理由を教えてほしい
上記のお悩みを解決します。
- 家庭用NAS用HDDを選定した4つの理由
- 私は情シス勤務で、日常業務でNASの構築の経験があります
- 家庭用NASの導入を検討している方
それでは本題に入ります。
NAS用HDDの4つの選定理由
結論です。
NASにセットするHDDは、Western Digitalの『WD Red Plus』の6TBに決めました。



WD Redとの違いは、簡潔に言うと『Plusのほうが性能が高い』って考えてもらうと良いです
最後の最後まで、Seagateの『IronWolf』の6TBとで悩みました。
最終的に『WD Red Plse 6TB』に決めた理由は下記の4点です。
『WD Red Plus 6TB』に決めた4つの理由
- 2TBは1TBあたりの単価が高いので却下
- 2TBでは容量不足が懸念されるので却下
- WDBlueはNAS用に設計されていないので却下
- 6TBは1TB換算の価格も安く、6TBあれば保存容量にも余裕を持たすことができるので採用
以上、4つの理由により2択に絞りました。
- IronWolfの6TB
- WDRedの6TB



あとは好みの問題ですね。いや、ほんとに。
正直な意見としては、どっちも変わりはないのでしょう。
初期不良に悩まされることもあるでしょうし、ある日突然故障することもあるのではないでしょうか。
WD Red PlusはIronWolfよりも価格は高いですが、私は価格差に期待を込めました。
簡単に解説をしていきます。
2TBは1TBあたりの単価が高いので却下
- Western Digitalの『WDBlue』
- Western Digitalの『WDRed Plus』
- Seagateの『IronWolf』
上記の3つの料金を表にまとめました。
容量 | Blue WD60EZAX-EC | Red Plus WD60EFPX-EC | IronWolf ST2000VN004 |
---|---|---|---|
2TB | 8,020円(4,010円) | 15,383円(7,691円) | 8,200円(4,100円) |
4TB | 9,779円(2,444円) | 17,162円(4,290円) | 15,580円(3,895円) |
6TB | 11,920円(1,986円) | 21,708円(3,618円) | 18,882円(3,147円) |
保証 | 2年 | 3年 | 3年 |
Amazon | Amazon |
()内は1TBあたりの金額を計算しています。
ご覧になって分かるように、2TBのHDDって1TBあたりの単価が高いです。
逆に、6TBは1TBあたりの単価が安くなっています。
2TBのHDDを3つ買うよりも、6TBのHDDを1つ買った方がお得って計算。
2TBでは容量不足が懸念されるので却下
動画の保存可能時間についてご説明しておきます。
一般的に1TBで4K動画を約65時間録画可能と言われています。
下記の表をご覧ください。
4K動画の保存可能時間(目安)
容量 | 時間 |
---|---|
1TB | 約65時間(約2.7日) |
2TB | 約130時間(約5.4日) |
4TB | 約260時間(約10.8日分) |
6TB | 約390時間(約16日分) |



テレビの録画で容量が足りなくなった経験はありませんか?
2TBだと、4K画質で約130時間の録画が可能です。
しかし、一般的な映画が約2時間30分くらい。
計算してみると、約52作品の映画しか撮ることができません。
録画するのは映画だけではありませんよね?
2TBだと容量がすぐに埋まってしまう可能性があります。
それに加えて、容量には余裕を持たせて運用したいと考えるが情シスの常識です。
6TBにもなると『約390時間(約16日分)』録画可能です。
今回、私が家庭用NASを導入した目的は『iPhoneやビデオカメラで撮った動画の保存』です。
約390時間保存可能であれば、十分だと考えました。
WDBlueはNAS用に設計されていないので却下
先述した表の中にもありますが、WD Blueはメーカー保証2年です。
それに対して、WD Red PlusやIron Wolfは3年です。
今回はNASのHDDを選んでいるので、メーカー保証が短いHDDは選定から外れます。
NASを運用するうえで重要なポイントになるのが、『故障率の低さ』だと考えています。
メーカー保証が短いということは、故障が早いのでは?と感じました。
NASには使いませんが、パソコンのHDDに選択することもあります


6TBは1TB換算の価格も安く、6TBあれば保存容量にも余裕を持たすことができるので採用
今まで書いてきたことをまとめます。
- メーカー保証が長い
- 6TBが1TBあたりの単価が最も安い
- 6TBあれば保存容量に余裕を持たすことができる
以上の3点から、下記に絞ることができます。
- Western Digitalの『WDRed Plus 6TB』
- Seagateの『IronWolf TB』
情シスの方でも好みが分かれると感じています。
私は仕事でもWDを選択することが多いので、迷わずに『WDRed Plus 6TB』にしました。
まとめ
私が家庭用NASに選んだHDDは、『WD Red Plus 6TB』です。
正直に言ってしまうと、IronWolfとの2択かなぁと感じています。
こればかりは好みの問題もあるので、お好きな方を選ばれると良いと考えています。以上です。
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